僕の妻は土日に仕事に出かけることもあるので子供ができた時から1人で子守をすることには慣れています。妻がいると任せてしまうのですがいないと僕がやるしかないので。 そんなこんなで昨日は山登りを数日前から企画していました。ただ行く先は決めていなくて山登りと言っても雰囲気が味わえたら良いのかなぁと少し甘くみていました。日曜日の朝は子供たちはダンスのお稽古、僕はアメリカンフットボールの練習へ。終わって帰ったら2人で賢くお留守番していました。準備をしてバスに乗って出発です。道中で行き先を決定しようと思っていました。・・・布引ハーブ園にしようか!! ロープウェイもあるし山の上だし、雰囲気は味わえるだろうと思い、新神戸駅からロープウェイに乗りました。実は僕は初めてでどんなところか全く知りませんでした。 紅葉も綺麗で、良い感じです。上で何時間か過ごして帰りは歩きで帰ってきたら山登った感じするやろ!!と思っていましたが、全然満足してくれませんでした。 妹「父ちゃんいつ山登るん?」「どこに山あるん?」僕「いや、ここが山やがな」姉「なんか思ってたのと違うな」 甘くみすぎていました(笑)どうしようかな〜とウロウロしていたらハーブ園の奥の方にハイキングコース入り口の文字が!「ほなここ行こか!」内心全然知らないとこなので、この後とんでもないことになるとは想像もしていなかったのですが、子供たちの希望を尊重してハイキングコースに足を踏み入れることにしました。 ご覧の通りなかなかの獣道です。猪注意の看板もありました。なかなかこういう体験もできないし、どこかに繋がっていてすぐに帰ってこれるだろうと高を括っていました。ところが進めど進めどなんの目的地にもたどり着かず、練習後ということと最近太り気味ということあって足が疲れてきました。僕「休憩しようや」妹「いや。早く行くで」妹は体力が有り余っているようで先頭に立ってどんどん先に行きます。「キャプテン早いな!」とか言っておだててしまったのが裏目に出ました。 進行方向から来る人に数人すれ違いましたが、その方たちは完璧に登山の格好をしています。こんな私服とスニーカーで行くところではないのかもしれないと薄々気づき始めます。 途中で電気の基地局みたいなところに着きました。ここが折り返しかなと思い。「よし折り返して帰ろうか」というと妹「こっちやで!道あるやん」よく気づきます(笑)少しお姉ちゃんも疲れてきているようでしたが、妹には負けたくないのか「行こ!!」と言い出しました。 ここからさらに道が険しくなり、だんだん日も落ちてきました。これゴールあるんかなと思い、封印していた携帯電話を出しました。電波が弱くなっていて非常につながりにくくなっていましたが辛うじてGPSがつながりました。自分たちがいる場所を見て「…これ六甲山に繋がってるやん。ゴールて摩耶山?絶対明るい間に辿りつかれへん(笑)」とやっとここで自分たちの置かれている状況が把握でき、このままやと山で寝ることになるかもしれない。山で寝ていると熊に襲われるかもしれないことを伝えると少し渋りましたが帰ることに同意してくれました。 来た道を帰るのも一苦労です。日が沈んできて完全に夕日の色に変わってきました。棒のようになっている足に鞭打って少し急ぎ足でハーブ園を目指します。 なんとか17時前に到着。みんなお酒を飲んだりご飯を食べたり優雅な時間を過ごしているのに僕たちだけ汗だくでした。だいぶ冷えてきており汗がひいてさらに寒く感じます。そして恒例のお腹すいた。です。僕もお昼ご飯食べずにすぐに出てきたのでホットドッグとポテトとご当地サイダーを買いました。「景色を見ながら食べたい!」と通なことを言うので 大人用なのでこんな感じになってしまいまいた。行儀悪いですね。すみません(笑)とにかく満足な山登りツアーでした。 最初のプランではここでハーブ園でゆっくりして歩いて新神戸駅まで降りることを考えていたので帰りのロープウェイのチケットを買っていませんでした。ここからさらに歩いて下まで歩きます。 2人とも本当によく歩きます。ゲームさせてないのでずっと外で遊んでいる成果が出ているのでしょうかね。ずっと元気でずっと飽きさせない軽快なお喋りで終始楽しかったです。 最後には100万ドルの夜景を見て。 新神戸駅に到着。新神戸駅に仕事終わりの妻に迎えに来てもらうことになっていたので少しの時間休憩できる・・・と思ったら「だるまさんが転んだしよう!!」と言われ20分ぐらいだるまさんが転んだをしました。僕はずっと鬼だったので座って声を出しているだけでしたが、2人はずっとはしゃいでました。子供は疲れ知らずでうらやましいです。 帰ってまだダンスの練習をしていました。恐れ入ります。僕は鍋を食べてレモンチューハイを飲んで知らない間にリビングで寝ていました。子供に負けない体力が欲しいものです。。