土曜はアメリカンフットボールの試合でした。結果は敗戦。
4回生にとっては上位グループとの入れ替え戦にいけるかいけないかという試合でした。
多分いろんな感情があるんだろーなと思うと同時にこういうシーンに出くわすと自分が4回生だったときの嫌な思い出がフラッシュバックします｡
僕は大学2回生の途中からQB（クォーターバック）と言って野球でいうピッチャーのようなポジションをしてました。「QBのできで試合が決まる」と言われたり言われなかったり…それぐらい重要なポジションなんですよ。
僕は小学校、中学、高校で野球をやってきて自分がスポーツにどれぐらい向いているかとか能力の限界みたいなものを早めに悟っているところもありました。高校で野球をやっているととんでもない化け物みたいな人がいるわけですよ。
負けず嫌いな性格ではないので、あるのは劣等感のみです(笑)ただ野球が好き。というだけで続けてこれたのかなと思います。
そんなスポーツ人生だったのでまさか自分がそんなポジションをさせられるとも思っていませんでしたし、正直やりたくなかったんですよ。
とはいえやれと言われたら「うまくなりたい」ではなく「人に迷惑かけたくない」という気持ちだけで練習してました。そこには先輩がいるわけですからそりゃ僕のせいで負けるとか本当に耐えれないわけですよ。なので練習は真面目に取り組んでました。
試合にはそこそこ勝つことが多くて、その度に嬉しい！という気持ちも多少はありましたが、これは社会人になってからもそうなんですけど、ホッとした。という感情の方が多くを占めていました。
僕が2回生のときに3部リーグから2部リーグにあがりました。メンバーにも恵まれすぎていたのでとくに僕が頑張らなくてもミスさえしなければ勝つというチームでした。僕の性格には本当にぴったしで最後の最後まで楽しいや嬉しいよりも勝ててホッとしているような状態でした。多分性格がスポーツに向いてないんですよね(笑)
3回生になって2部リーグでもなんだかんだで勝つことが多くて、運だけはあるんかな〜なんて思っていました。今日も大きなミスすることもなく無事終わった〜良かったぁ。って感じで1年間やってた気がします。
いざ自分が4回生になって、いろいろあってチームが少しバラバラになってしまいました。なんとなく今のチームの状況と似てるな〜と思ってしまうんですが…
とにかく4回生やし頑張らないとあかん！と珍しくそんなことを思ってしまってました。
自分が4回生のときに本当にどん底を味わいました。多分1回も勝ったことがないんじゃないかなと思います。
野球をやっているとき中学も高校も1回戦で負けてるんですね。自分なりにけっこう頑張ってやってきたつもりでしたかそんなもんなんやなーと妙に冷めた感覚もあって雰囲気に流されて泣いてましたが内心はあーぁ終わったな〜ぐらいで自分でもびっくりでした。高校のときは後からジワジワ来た記憶があります。家で泣いてたかも(笑)
ただ好きでもなんでもないアメリカンフットボールで自分が4回生の最終戦。リーグ戦は全敗してしまい下のリーグとの入れ替え戦です。ここでも結果は敗戦。自分がなんとかせな、なんとかせなと思い過ぎていたのかなと思いますね〜。下級生のときはゆとりある気持ちで試合できていたのが環境がかわって心のゆとりも持てなくなってたんかなと思います。
試合が終わって野球のときには考えられないくらい泣いてしまいました。
なんで泣いてたのかちゃんと覚えてないんですけど、一丁前に責任感じていたのかもしれません。
学生の試合を見ていると毎年このシーンに出くわして、その度に「あー自分もこんなときあったなー」と辛い気持ちになったりしています。もうあれから13年も経っているのに近くで見ているおかげ？で若い気持ちを取り戻してるのかもしれません。アメリカンフットボールに未練たらしくなんかしら関わってたいと思ってしまうのも、この4回生のときのモヤモヤした気持ちがあるからなのかなと思いますね。
学生は後2試合。もう後悔のないように…なんていうのは難しいだろーなと思います。やっててもやってなくても最後は美化してしまうのです。「あんだけやってきたのに…」みたいな。
でも単純に相手の方が強かった。それだけなんですよね勝負事って。
せめて最後は勝って終わってほしいなと心から思います。少しは楽になれる部分もあるのかなと思ったりします。僕もあの入れ替え戦勝ってたらまた違う人間になってたかもしれません。どっちが良いかはわかりませんけどね。
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