医薬品卸に取引を断られ、さらに悲劇は続きます。
薬局を始めるには少なからずお金が必要です。
事業用資金ですね。
どんなお金がかかるかというと。。
・不動産の保証金
・薬局の営業権(新店舗の場合は不要)
・医薬品購入費用
詳細な金額は契約なので言えませんが一旦大きなお金が動くのはこの辺りです。
営業権というものの中に薬局で使う
棚…ガラス越しに見たことないですか?四角のマス目にわかれてる棚。釜爺のシーンでもありましたよね。あれの蓋がないバージョンです。あんなん薬局でしか使わないのでもちろん特注です。
レセコン…これはコンピュータです。患者さんの情報を保存したり、情報を行政とやりとりするのに使います。普通のパソコンとは違うのでこれまた特注です。今はクラウド型というものもあり量販店で売ってるパソコンをレセコンにすることもできるみたいです。
分包機…子供のお薬もらうときの紙の袋みたいなものをガチャンガチャンしてひとつの長ーい袋をわけていく機械です。もちろんこれも他の職業で使われることはないので特注です。
薬局をするために買うものって他で使えるものがほんとないんですよ。将来薬局やーめた。と言っても他で使える物って頑張って棚ぐらいちゃいますかね。僕の場合だとスパイス棚として使えるかなーって感じです。
そんなもろもろお金がかかるので近藤家の家計から捻出すると干上がってしまいます。
ですのでお金を借りに行ったんですよ!
銀行、ア〇ム、信用金庫…いろいろあります。
でも一番ハードルが低いのは
日本政策金融公庫(国庫、国金とか言います)
という、比較的ハードル低めでお金を貸してくれる金融機関です(と聞いてました)
薬局をオープンされた先輩や事業をされてる先輩にお金を借りる方法を確認し、ネットで面談を申込!!
比較的ハードルが低い。
こればかりが頭にあってちょっとなめてました笑。
結果「否決」
一本の電話であっけなく断られてしまいました。本当の理由はもちろんなにかわかりませんが、とにかく今この薬局を買い取って事業を始める。そしてお金が返せなくなる。みたいな案件がいくつかあるらしく薬局経営のノウハウがない未経験の方はかなり厳しい審査をしているとのことでした。
とまぁ優しく言ってくれましたが、面談当日ね…出さないといけない資料をたくさん忘れてまして、きっとそういうところでしょうね。
とにかく全てにおいて信用がないことがよくわかりましたし、信用がないとお金も借りれないし、取引もしてくれないんだなと痛感しました。恐らく車買ったり、家買ったりするのも難しいのかもしれませんね。。
サラリーマンの方は会社の信用を使えるだけ使って今のうちにできることをしていくことを強くおすすめします。個人というのは本当に弱いです。スタートは信用ゼロです。
世の中お金。
こう言わざるをえないです。恐らく僕の預金通帳に1000万、2000万あれば
「この人は返済能力があるから貸そう」
という判断になるんでしょうね。
残念ながらそんな現金は持ち合わせてませんので打ちひしがれて現在に至ります。
銀行に勤めてる友人達にいろいろあたりましたが国庫が無理ならどこも厳しいんちゃうか…と。
そしたら辞めるか…とはいかないのでなんとかしました(笑)
困ってたら助けてくれる人ってのはどこかにいるんだなーと思います。本当にありがとうございます。必ず返します。
ということでお金はなんとかなりそうです。
でなんだかんだ言ってる間に
「どんな条件でもつけて良いので取引できるんやったら条件提示してください。」
と元職場の上司に頭を下げ下げペコペコしてきまして…そしたらまぁ厳しい条件で泣きそうですが薬が入らないと薬局できないので渋々飲んでなんとか薬も入れてもらえそう!!
やっとここまで来たーーー!!
あとは薬務課への申請!立入検査!厚生局への届出。。
その前に薬剤師さん、事務さんのシフトもちゃんと決めないと。。
薬剤師さんも不確定…事務の方も不確定…
やらないといけないことが盛り盛りです。求人使えばいいんでしょうけど、なんせね…僕が一応経営者ですから、それを許容できる方を探さないといけないんですよ。
となると僕のこと少しは知ってくれてる方のほうが最初は良いかなと。これも思い込みかもしれませんがアットホームな関係でわちゃわちゃやりたかったのでそれだけはなんとかしたかったんですよ。
今ねこれ思い出しながら書いてるんですけど、実は今のところけっこう整ってます。
あとひと月。頑張ります。
そろそろ保険の仕事もしないといけません!
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